子どもの足を鍛えるのに効果抜群とされているのが、「草履(ぞうり)」です。
保育園や幼稚園だけでなく、小学校でも指定靴として草履を履かせるように義務付けているところも増えてきていますよね。
そこでこの記事では、子どもの発育に良いとされる草履履きの効果と、おすすめ草履を紹介したいと思います。
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目次
急増する子供の足トラブルは草履で解決!?
足は第二の心臓と呼ばれ、足の筋肉は、全身をめぐる血液の循環を助ける大きな役割があります。そのため足や足の指の筋肉を鍛えることは、子供の脳や内臓の発育にも大きく影響を及ぼすとされています。
しかし、近ごろは裸足で遊ぶ機会が減ったことやクッション性の高い靴が増えたことにより、多くの子供が足のトラブルを抱えるようになっています。
足の発達は10歳前後で決まると言われ、10歳以上では治すのが困難となります。そして、その異常は成長するにつれ、「姿勢の悪さ」や「体の不調」として影響が出るようになります。
近年急増している子供が抱える足トラブルは、以下の通りになります。
1、偏平足

足のアーチ(土踏まず)がなく、地面にべったりと床についてしまう状態で、歩くときのバランスが悪くなったり、足をついた時の衝撃を吸収できず、足首や膝に負担がかかってしまいます。
2、浮き指(指あげ足)

5歳児の約9割がなっているくらい増加している現代病です。地面に足をつくと、指が反った状態で、指の付け根部分が指の代わりとなり、指先が床についていない状態になります。通常3点ある接地面が2点と少ないため、転びやすく、そのバランスをとるために猫背になる可能性が高くなります。
3、外反母趾(がいはんぼし)

親指がとなりの指にくっつくように曲がり、指の付け根に痛みの出る足トラブルです。サイズの合わない靴や筋力の衰えが原因とされています。歩行が困難になるだけでなく、肥満や子供成人病につながる可能性があります
さらに、足トラブルはO脚やX脚、姿勢の悪さの原因となってしまいます。また肉体的な症状だけでなく、パニック症やうつ病、引きこもりや登校拒否、すぐ疲れたり、朝起きれないなど、精神的な体の不調を引き起こす原因となっていまします。
草履履きの効果は?
子供の足トラブルの原因の多くは、足の筋力不足とされています。
裸足で外を走り回ることが少なくなったことで、特に指の筋力が衰えている子どもが急増しているのです。
そんな指先の筋力をただ履いているだけで簡単に鍛えてくれるのが草履なんですね。
- 鼻緒をつかむことで指先の筋力が鍛えられる
- 足の指で踏ん張るため土踏まずが形成される
- 転びにくく足が速くなる
- 足つぼが刺激され血液循環がよくなり、内臓(特に肝臓)の働きや脳を活性化する
- 通気性が良く水虫になりにくい
キッズ用草履のサイズの選び方?
草履は、かかとが人差し指1本分ほどはみでるくらいがジャストサイズとなります。
それによってかかとが刺激され、草履履きの効果がより大きくなります。
紹介する草履は、普段つかっている靴のサイズで購入すればちょうどよいサイズになるので、わざわざ小さいサイズを購入する必要はありません。
普段16㎝の靴を履いている人は16㎝を購入しましょう。
- 1歳:11~13cm
- 2歳:12~14cm
- 3歳:13~15cm
- 4歳:14~16cm
- 5歳:15~17cm
キッズ用おすすめ草履人気ランキング
1位 やまとっ子草履

ミサトっ子と違いは左右専用設計の草履です。鼻緒が痛くならない素材が使われており、子供は素足感覚で走り回ることができます。
娘はミサトっ子よりこちらを気に入っています。国産本畳や天然竹、天然麻をつかったモデルも販売されています。
2位のミサトっこと比較すると甲高で幅広のため、日本人の足には合いやすいと思います。
うちの子供二人とも、ミサトっこは鼻緒がきつくて、ヤマトっこの方がゆるくて履きやすとのことでした。
- 16㎝~サイズ展開あり
- 左右専用設計
- 水洗いができて耐久性抜群
- 室内ばきにもおすすめ
2位 ミサトっこ草履

全国の500園以上で指定靴として採用されている草履です。
見た目と違ってアウトソールは凹凸のあるゴムが使われているため、滑りにくく長時間歩いても疲れにくい草履です。
- 15㎝~サイズ展開あり
- 左右対称で履き替え可能
- 1足ずつ手作り
3位 足快くん(そうかいくん)

天然100%で太めのい草が使われた草履です。ミサトっ子ややまとっ子に比べ、足裏に設置する部分に凹凸があり、刺激しやすくなっています。
アウトソールのゴム目も細かく濡れたアスファルトでも水がきりやすく滑りにくい構造になっています。
- 16㎝~サイズ展開あり
- つまずき防止の形になっているため歩きやすい
- 耐久性があって型崩れしにくい
※楽天市場でのみ販売中
まとめ:草履は足育に効果抜群
紹介した商品はどれもおすすめ。迷ったら、
で選ぶようにしましょう!
娘に初めて草履を購入したときは、指の間が痛くなるかなと心配していましたが、履かせたとたん走り回って遊んでいました。
また、寒い時期でも靴下をはかず気に入って履いてくれています。
草履といえば七五三のときだけのように思いますが、普段履きとしてもおしゃれでかわいいですよ。また、フローリングの多い家庭では室内履きとしても使えますので、子供の「足育」のために絶対おすすめです!
サイズが合わないうちに履かせると骨のやわらかい子供の足に悪影響が出るので、15㎝を超える3歳ぐらいから履かせるようにしましょう。