保育園でお友達を噛んだ!噛み癖の原因は愛情不足!? | 子育てイルカが笛を吹く

保育園でお友達を噛んだ!噛み癖の原因は愛情不足!?

先日、娘が保育園でお友達に噛まれたことを書きました。

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kosodateiruka.hatenablog.com

 どうやら娘がまたまた、いやまたまたまた…お友達に噛まれたようだ。さすがの母ちゃんもちょっと怒り気味。しかも偶然に娘を噛んだお友達が誰なのかがわかってしまい、ちょっと複雑な気持ちのようだ。

そこで今回は、「なぜ子どもはお友達を噛むのか」というお話をしたいと思います。

 

なぜ子どもはお友達噛むのか?

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このブログを書くにあたり、保育園の先生や専門家の方のブログを読ませていただきました。そのなかで子供がお友達を噛んでしまう原因は「親の愛情不足です」と書かれているのものがあった。子育ての専門家ではない私には、それが正しいか間違っているかはわかりません。ただイルカのトレーナーである私が言えることは、「愛情」を行動の原因として語ることは絶対にないということです。。愛情があるから行動が出現するとか、愛情がないから行動が出現しないとか、そのようなことは絶対にありません。

行動が繰り返されるということは、行動の後に必ずいいことが起きるからです。これだけです。お友達を噛んでしまうという行動が繰り返されるのは噛んだ後にいいことがあるからです。これを強化(きょうか)と呼びます。

例えば、「おもちゃの奪い合いをしていて、お友達を噛んだら大好きなおもちゃを手に入れることができた」とか「噛んだら先生が駆け寄ってきてくれて注目を集めることができた」とか「噛んだ感触が気持ちよかった」というのもあるでしょう。人間はいつも問題を深く考えすぎてしまうことがあります。噛んでしまった原因は非常にシンプルなのに、いつも複雑に考える。「親の愛情不足だ」と抽象的な原因で解釈しようとする。終いには「片親だから」とか「共働きだから」とか「親が若いから」という全く関係ないことまで引っ張り出して噛んだ原因にしてしまう。こうなってしまうとお友達を噛むという行動はいつまでたっても直すことはできません。行動の原因はいつもシンプル

繰り返し言いますが、子どもがお友達を噛む原因は噛んだ後にいいことがあるからです。本当にこれだけなのです。

実はこれを「モーガンの公準(こうじゅん)」と言います。「シンプルに原因を解釈できるなら、難しい解釈で説明してはダメですよ」ということです。

子どもの噛み癖で困っているママさんパパさん

どうか、噛んだあとに起きていることに注目してみてください。そこに必ず答えはあります。行動の直後です。それさえわかってしまえば直すのなんて簡単です。「私の愛情が足りないのかな?」なんて考える必要はありません。子どもの噛み癖で悩んでいて、この小さなブログにたどり着けるぐらいなら十分な愛情をお持ちです。「愛情たっぷり」とか「絆を深める」とかそんな感情論だけを振り回す育児方法に、騙されてはいけません。そして愛情だけ注いでおけば、子どもの問題行動は簡単に直るとおもっていることも大きな間違いなのです。

最後に

なんか冷たい言い方に聞こえることが多かったかもしれませんが、私は娘を愛していないわけではありません。誰にも負けない自信もあります。だからこそ子どもの行動や言動をしっかりと見定め、いい加減な子育てはしたくないのです。ましてや他人を傷つけるような問題行動を見過ごすわけにはいかないし、そのような問題行動を責任をもって直していくのが、子どもを自立させるための大事な親の役目だと思っています。

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3 Comments

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子どもの正常な発達には愛情が不可欠ということは、ジョン・ボウルビィやハリー・ハーロウなど多くの発達心理学者達が証明していることですよ。ルネ・スピッツなんかは戦争の孤児55人を使って実験も行なっています。モーガンの公準には全くあてはまりませんし、そもそもイルカの躾を根拠にして愛情は行動の原因にはならないと断定してることこそが、モーガンの公準に反するのでは?彼らの実験により1950年頃には「愛情たっぷりは感情論」だというふざけた考えは破綻しています。確かにそれぞれ子どもの性格や環境が違うので「噛み癖」が愛情不足の原因だと断定はできないにしても、原因になりうる要素であることは充分にありえます。愛情が不足しているのかと心配している親御さんを慰めたい気持ちはわかりますが、解決するためにも愛情不足が原因なのかもしれないとしっかり受け止め、今以上に子どもを愛し、間違った行動に対しては愛を持って厳しく躾けることが大事です。何でもシンプルに考えるというのも良いですが、子どもの心は時に複雑だったりするので、親の偏った考えによる育児は子どもを苦しめかねないと思いますよ。この記事でいえば、あなたの奥さんの方が親としての正しい反応だと思います。

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kosodateiruka

コメントありがとうございます。確かにminさんのおっしゃる通り、噛み癖の一つの要素に親の愛情不足がなりうる可能性は否定できません。
しかしながら、行動分析学ではあまりそのあたりは気にしません。「愛情不足」と言われても抽象的すぎてわからないからです。
minさんのお考えの「愛情」とはなんですか?具体的に何を子供に与えれば噛み癖が治るのでしょうか?そして愛を持った厳しい躾とは何ですか?
イルカの躾を根拠に…とおっしゃっていますが、ジョン・ボウルビィさんも、いくつかの動物行動学を基に論文を書かれていたと思います。(勉強不足ならすみません)
さらにはイルカや犬などに使われる躾の方法は、様々な「人を教育する」場面で使用されています。もちろん幼児教育においてもです。

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kosodateiruka

愛着理論については僕も勉強不足なので、ハリー氏や、ルネ氏の書物や論文を読んでみたいと思います。

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