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子育てイルカが笛を吹く

水族館飼育員が子育てのコト、動物のコト、おすすめ水族館・動物園のコトを書いています

【悩み解決】2歳の娘から「嫌い」と言われたパパの愛

子育て 子育て-雑記

最近の私…

 

娘に嫌われています。

 

もう、辛いです。

 

2歳児なんて、「ピュア」「純粋無垢」「けがれを知らない」でできているようなものですよ。

そんな娘に、「パパ、嫌い!」と、どストレートで言葉を投げ込まれたら、もう仕事どころじゃない。いや、立ってることする辛いですよ。

もちろん最初は「ん?きらい?聞き間違えかな?」って思いましたよ。

でも、日を追うごとにエスカレートするパパに対しての嫌忌的な態度。

保育園にお迎えにいったら、パパが迎えに来たことに気づいたとたん、床に突っ伏し動かない。パパの寝かしつけを全力で拒否し、寝室から出ていく。事あるごとに「ママがいい」を連呼する等々…。

そりゃ、娘が思春期で多感な時期になれば「パパ、臭い!」とか「同じ洗濯機でパンツを洗わないで!」とかある程度は仕方ないかな~って覚悟はもってましたよ。

 でも、娘はまだ2歳ですから。 

こんな早くに思春期って来るんですかね…。

自分なりには一生懸命子育てを頑張ってるつもりなのに、「パパきらい」って言われたらさすがにやる気が失せてしまいませんか…。

なぜ娘はパパを嫌がるのか?

いろいろ調べてみると、「子供がなついてくれない」そんな悩みを持ったパパたちは多いようですね。なんか仲間が増えた感じでうれしいっす。

どうやら1歳半ごろから「パパきらい、ママ大好き状態」が徐々に出現するそうです。そして、パパが嫌われる理由の大きな原因として「一緒にいる時間の長さ」が関係しているようなのです。 フムフム。

なので、主夫をされている家庭では「パパ大好き、ママきらい状態」というのもあるようです。なるほど~。

でも、我が家でもママのほうが娘と接する時間は長いけど、平日は子供は保育園に行ってるし、週末はできる限りパパも娘と遊んでいる。正直パパも接する時間は負けていないのではと思います。そこで…

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 子供と一緒にいる時間を1週間計算してみた

一週間ではありますが、パパとママが子供と一緒にいる時間を計算してみました。寝ている意識のない時間は計算から除外しました。

父:7:30出勤20:00帰宅(休み水、日曜日)

母:11:30出勤17:00帰宅(休み火、土曜日)

娘:9:00登園17:30降園(休み日曜日)

 

月曜日:父90分、母300分

火曜日:父90分、母320分

水曜日:父320分、母320分

木曜日:父90分、母320分

金曜日:父90分、母320分

土曜日:父90分、母360分

日曜日:父720分、母320分

 

結果は…

父が1490時間(24時間40分)、母が2260時間(37時間40分)とママの圧勝。ガーーン。

計算する前は「平日は接する時間は短くても、毎週日曜日には公園に行ったり、図書館行ったりいっぱい遊んでいるから、そこで逆転するかも」と期待していましたが甘かったです。

結果は1.5倍も差があることがわかりました。

今週はこれでも早めに帰宅できた日が多かったので、普段はもっと差があるかもしれません。

ちなみに、保育園の先生も計算してみたところ、保育園の先生はなんと、2880分(48時間)とママより多い時間、娘と接していることになりました。

一緒にいる時間は

先生>ママ>パパ

となりましたが、

ママ>先生>パパの順番になついている気がします。

ということで、子供のなつきやすさは、一緒にいる時間の長さに比例するわけではないいう結果に、勝手にさせていただきます。

 人間以外の動物のオスは子育てをするのか?

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イルカのオスは子育てをしない? 

バンドウイルカをはじめ、すべての鯨類でオスが子育てをすることはありません。

水族館でも同じプールにオスを入れる事さえありません。その理由は、子供を襲ってケガをさせたり、殺してしまうことがあるからです。これは、イルカに限った話ではなく多くの哺乳類で報告されています。

哺乳類でオスが子育てに参加する種は、全体の約5%しかいないのです。

これは自分の子孫をより多く残す戦略のためです。子育てする暇があれば別のメスを探し、交尾する。時には授乳している母親から子供を奪い取って、交尾する。

イルカはかわいい顔してますが、完全なる肉食系動物なのです。

ちなみにうちの水族館には8頭子供を産んだイルカがいますが、父親はすべて同じオスイルカです。同時期に4頭も妊娠させたこともあるぐらいです。他のオスも頑張れよって感じですね。

サルのオスは子育てをするのか?

マーモセットやタマリンなど一部の小さなサルでオスが子育てを手伝います。これは子供自体が大きく産まれ、ほとんどの場合双子です。母親一人(一頭)では育てることが難しいために父親が子育てを手伝います。手伝うどころか授乳以外はオスがすべてを行います。しかし、これは子供が早く育つことによってまた再び交尾ができるためだと考えられています。そうすることによって多くの子孫を…というわけです。なので、成長した子供に父は興味を示さなくなります。

そう、父親である時期は非常に短く、父親であり続けることはありません。

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▲マーモセットのオスとその子供

ゴリラの子育てはどうでしょうか?

ゴリラのオスって「The 親父」って風貌ですし、どんな子育てをするのでしょうか?

ゴリラのオスも、他の哺乳類と同様にお乳を飲んでいる間は子育てに関与することはありません。四六時中、子ゴリラは母ゴリラに抱きかかえられて一緒に過ごします。

しかし、離乳期に入ると母ゴリラは父ゴリラの近くに子供を置いて離れていきます。最初は母ゴリラがいないことが不安でしょうがない子ゴリラも、時間が経過すると、父ゴリラの周りで遊んでいる他の兄弟ゴリラや従妹ゴリラと遊んだり、時に喧嘩をしたりするようになります。父ゴリラはそれをドシっと座ったままただ眺めているだけです。頭や体をジャングルジムにされようが、唇をめくってゴミを入れてこようがほとんど動かず、ただ彼らを見守るのです。

離乳期が終わり、子ゴリラも大人と同じものを食べる頃になると初めて子ゴリラを父ゴリラを信頼しはじめます。父ゴリラを信頼した子ゴリラは、母ゴリラとは離れて父ゴリラについて歩くようになっていくのです。

この結果父ゴリラは「父親」として認められるのです。母ゴリラが最初に預け役の「父親」として選び、その後、子ゴリラから正式に「父親」と認めてもらうというわけです。

▼子ゴリラを見守る父ゴリラの動画


Baby Gorilla Jumps Down Trying To Impress Dad ...

嫌いと言われたパパはどうすればいいのか?

 ネガティブに考えててもしょうがない。

こうなったらもう、娘に「パパ、きらい」と言われても、こうすることにしました。

こちらです、ドン!

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引用:ONE PIECE

ことに決めました。イエ~~イ!パチパチ!

よ~~く考えたら私は、娘から好かれたいから子育てをしているわけではありません。ハイ!

もちろん、多くの子孫を残したいためでも、成長を早めるために手伝っているわけでもありません。ハイ 

「見返りを求めるのは、本物の愛じゃない!」

って、どっかの偉い人が言ってたような気がします。

そう、いつか来るであろう娘が自立するその日まで、見返りを求めず自分らしくドシっと構えて子育てしていこうと思うわけです。

娘からきらい、くさい、きたない!と言ってても、それは本心ではないと信じましょうよ。今は、パパも好きだけど、ママのほうがもっと好きな時期なのです。そこは父ゴリラの如く微動だにせず、いつかこの背中を信頼してくれるその日まで、子育てを頑張っていく!それでいいのではないでしょうか。

最後に

全国にたくさんいるであろう「きらいと娘に言われた被害者の会」のパパへ。

この時期を乗り越えたら、子育ての次なる段階が待っていると思います。

子供から、きたない、くさい、ハゲ、デブ!と言われようとも、決して心を折ってはいけません。父ゴリラを思い出してください。お迎えの時に保育園で恥をかこうとも、一人寂しく枕を濡らそうとも、おいしいところをママに取られても、子供たちは必ずパパの背中を見ています。そしてその背中からこの人を信頼すべきか、しないべきかをいつも感じとっています。

今はその信頼を得るために我慢し続ける時間なのかもしれません。

そして…そして…

それでも「パパきらい」と言われたら、子供を抱きかかえ、この合言葉を高らかに叫ぼうじゃありませんか?そう…

 

「それでも、愛そう…」

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